INTLOOP Ventures AI Lightning Pitch vol.01イベントレポート(1)
- INTLOOP Ventures Innovation Community編集部
- 5月28日
- 読了時間: 7分
更新日:13 分前

イントロダクション
2025年4月21日、INTLOOP株式会社は「INTLOOP Ventures AI Lightning Pitch vol.01」と題し、AI領域での成長を目指すスタートアップとVCとの出会いを創出するミートアップイベントを開催しました。
本イベントは、INTLOOPが新たに立ち上げた「IVIC(INTLOOP Ventures Innovation Community)」の活動の一環として実施。INTLOOP自身のビジネス拡大と同時に、有望なスタートアップやVCとの連携を強化し、ヒト・モノ・カネといった成長に不可欠なリソースを結ぶビジネスマッチングの場として、今後の発展が期待されるコミュニティです。
この記事では、イベント当日の熱気ある会場の様子や、ピッチ・メンタリングを通じて交わされた多彩な出会いのシーンなどを、写真とともに振り返ります。ぜひイベントの雰囲気を感じながらお楽しみください。
INTLOOP Ventures AI Lightning Pitch vol.01
【実施日時】
2025年4月21日(月)18:00〜20:45
【タイムテーブル】
17:30〜18:00 受付
18:00〜18:15 開会挨拶
18:15〜18:50 ライトニングピッチ(5分×7社)
18:50〜20:00 1on1 ローテーションメンタリング(10分×7セッション)
20:00〜20:45 懇親会/ネットワーキング
【実施場所】
INTLOOP本社
〒107-0052
東京都港区赤坂2丁目4−6 赤坂グリーンクロス27F Cafe INTLOOP
【オープニング】
イベントの冒頭では、INTLOOP株式会社の東條より、開会のご挨拶と当日のタイムスケジュールをご案内。
続いて、代表取締役・林より、参加者の皆さまに向けて本イベントに込めた想いや今後の展望についてお話しさせていただきました。
【代表取締役・林より挨拶】
皆さん、こんにちは。INTLOOPの林です。本日はご参加いただき、誠にありがとうございます。
このようなベンチャー企業の会を開催するのは、私たちにとって今回が初めてとなります。運営面で多少の不手際があるかもしれませんが、第1回ということで温かく見守っていただけるとありがたいです。
私たちがINTLOOP Venturesを立ち上げた背景には、私自身の起業の経験があります。私が一人で起業し、ここまで会社を成長させることができたのは、仲間やお客様のおかげだと心から感じています。もともとはコンサルティング事業からスタートし、当初はここまでの規模にするつもりはなかったのですが、紆余曲折を経て、結果的に急速に会社が大きくなっていきました(このあたりはまた別の機会にお話できればと思っています)。
その過程で、私は外部からの資金調達を受けず、100%自己資本のまま上場を果たしました。これはかなり珍しいケースかと思います。資金が潤沢にあるわけではなかった中で、改めて「ヒト・モノ・カネ」がいかにベンチャーにとって重要かを実感しました。だからこそ、今回のような場を通じて、そうしたリソースを私たちの立場からも供給し、スピード感をもって多くのベンチャーを立ち上げていきたいと考えています。
もう一つの背景には、私たち自身の事業の変化があります。今後はコンサルティングだけでは生き残っていけないと感じており、BtoB領域で新しいサービスを一緒に創っていける仲間を、社内外から募っていきたいという思いがあります。光るベンチャーを見つけ、共に成長していくようなサイクルを築きたいと考えています。
その過程においては、私たちが得意としない領域も出てくるでしょう。そこは互いに補完し合えるような関係を築いていけたらと思います。また、これまでも個別でのスタートアップ投資は行ってきましたが、会社として、まだVC機能が十分とは言えません。ですので、VCの皆さまにも積極的にご参加いただき、ノウハウをご提供いただけるとうれしく思います。
また、主幹事を務めていただいている東海東京証券様にもご協力いただき、初期段階からさまざまな支援をいただける体制をつくり、仕組みとして確立していければと考えています。
まずは今回、初期メンバーとして皆さまにご参加いただけたことに感謝申し上げます。今後もこうした機会を継続的に開催していく予定ですので、引き続きご参加・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
【IVICコンセプト説明】
続いて、IVIC「(INTLOOP Ventures Innovation Community)」のコンセプト説明を行いました。
今回、この取り組みをINTLOOPが始めた背景としては、私たち自身のビジネスを広げていくことはもちろん、スタートアップやVCの皆さまと連携していくためのネットワークづくりが必要だと考えたからです。
また、スタートアップと、ヒト・モノ・カネといったリソースを提供できる企業様とのビジネスマッチングを支援する「コミュニティ」としての機能も、この取り組みに持たせたいと考えています。そうした雰囲気やつながりを生み出していくことを目的に、今回のプロジェクトを立ち上げました。
今回は、その第一弾の取り組みとなるイベントです。また、現在はSlackを活用したオンラインコミュニティの立ち上げも進めており、そこでのビジネス相談やサービス紹介を通じて、新たなビジネスが生まれる場をつくっていきたいと考えています。
リアルな場での交流も継続しつつ、両輪で推進していく予定です。
さらに、発信の場として、YouTubeなどのメディアを活用したコンテンツ配信も準備中です。そうした取り組みを通じて、さまざまな企業様とのつながりを広げ、長期的に価値ある関係を築いていけたらと考えています。
本日のイベントの構成ですが、まずは「ライトニングピッチ」として、参加スタートアップの皆さまに5分ずつ、順番に事業内容をご紹介いただきます。その後は、1on1形式の「ローテーションメンタリング」を実施します。会場後方のブースを活用しながら、各VCの皆さま、INTLOOPの林、そして弊社メンバーがメンタリングや壁打ちを行っていきます。
この場が、少しでも皆さまのビジネスのヒントや機会につながれば幸いです。
その後、本日の壁打ちパートナーを務めてくださるVCの皆さまから、それぞれ一言ずつご挨拶をいただきました。
FUNDINNO ファイナンスサポート部長 竹下 慎一郎 氏
我々は、株式投資型クラウドファンディングということで、VCとは少し違うポジショニングで活動させていただいております。シード期、アーリー期を特に中心としておりますので、ぜひ皆さまのご要望に答えられたらと思います。本日はよろしくお願いします。
New Commerce Ventures 代表パートナー 松山 馨太 氏
我々はコマースリテール領域にフォーカスしたVCファンドです。よろしくお願いします。
OASIS FUND 代表パートナー 高萩 浩之 氏
我々はスタートアップ創業者2名と設立した新興ファンドでございます。渋谷でスタートアップのコミュニティを運営しておりますので、もしご興味あればおっしゃってください。よろしくお願いします。
ON&BOARD株式会社 代表取締役 下平 将人 氏
当社は「2050年に世界と日本の課題を解決する」をビジョンに、核融合からAIエージェントまで幅広く、特に創業期のベンチャーに出資しているVCです。今日は楽しみにしています。よろしくお願いします。
QXLV(クオンタムリープベンチャーズ) 代表パートナー 古谷 健太郎 氏
我々は、元ソニーの会長だった出井伸之さんがソニーを卒業された後に立ち上げた「クオンタムリープ」という会社から独立、スピンアウトしたVCファンドです。月3件くらい投資しており、現在も積極投資中なので、本日は良い出会いがあればと楽しみにしています。よろしくお願いします。
【スタートアップ ライトニングピッチ(5分×7社)】
AI領域での成長を目指す7社のスタートアップ代表メンバーが登壇し、順にピッチを行いました。
各社が自社の特徴や強み、AIを活用したビジネスの可能性について語り、現在取り組んでいる事業や目指す未来について熱意あるプレゼンテーションが続きました。
各社のピッチ内容は以下の記事をご覧ください。
【1on ローテーションメンタリング(10分×7セッション)】
イベント後半では、「1on1ローテーションメンタリング」を実施しました。
会場後方に設けたブーススペースを活用し、各VCの皆さま、INTLOOP代表の林、ならびに弊社メンバーが順番にスタートアップとの個別セッションを実施。
短時間ながらも密度の濃いディスカッションが展開され、それぞれの事業や課題に対して具体的なフィードバックやアドバイスが交わされました。
【全体懇親会】
イベントの締めくくりには、参加者全員による懇親会を実施しました。
立食形式でドリンクや軽食を楽しみながら、スタートアップ、VC、INTLOOPメンバーがリラックスした雰囲気の中で交流を深める時間に。
ピッチやメンタリングでは話しきれなかったことをあらためて言葉にしたり、初めての挨拶を交わしたりする場面も見られ、新たなつながりやビジネスの可能性が生まれる貴重なひとときとなりました。
また、懇親会の中で、VC各社の皆さまに簡単なインタビューにもご協力いただきました。
それぞれの視点から語っていただいたリアルな声は、以下の記事よりご覧いただけます。